アニメ『安達としまむら』の魅力を語らせてくれ!!

みなさん、元気ですか??
僕は……「元気〜!」

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

なんとなくアニメを見る気力が湧かず、二、三ヶ月ほどアニメをじっくり見る、ということをしてなかったんですが、色々気持ちの変化があり、久しぶりに何かアニメが見たいな〜という気持ちが湧いてきました。

さて、何を見ようかな?と思った時に、前から気になっていた『安達としまむら』の事を思い出しました。

www.tbs.co.jp

公式サイトは以前に見たりしていて、キービジュアルとイントロダクションがなんだか良いな、と思っていたり、鬼頭明里さんの歌うEDが好き……と、好きになれる要素は結構揃っていたので、見はじめたらハマるだろうな〜と思いながらゆるりと一話を見てみたのですが、これが予想以上に好みな作風でズブズブとハマってしまいまして。

もう後半5話くらいとかは「あと一話……」を延々と繰り返して、気がついたら夜中の三時半までブッ通しで見てた、なんて狂わされ方をされちゃいました……

そんなあだしまの話、してもいい……???

良いよ!!!!

 

受け手への信頼をビシビシと感じた

一話を見て、「あぁ、これは視聴者を信じてボールを投げてる作品だな」と感じました。

思いの丈の全てを語りきらず、映像に心情描写を委ねたり、詩的な比喩表現……たとえば他人との交流について「深い水の底に潜っていくようだ」というような……をふんだんに用いたりといった、その曖昧さによって作品の情緒をより深めていくといったテイストの作品。

その曖昧さ故に、深く考えず、さらっと流し見しただけでは、「この熱量においていかれるぞ」とすら感じました。

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

深く水に潜るしまむら

 

でもこういう作品に出会った時、すっごく嬉しくて。

こんな時いつも『さよならの朝に約束の花をかざろう』って映画についてのインタビューを思い出すんですよね。

sayoasa.jp

さよならの朝に約束の花をかざろう』で岡田麿里さんは初監督を務められたんですが、ラストシーンの演出の意図について、「ここの心情描写はキャラクターが喋らなくても、この映像がすべてを物語ってくれる」といった感じのことを語られていて、それを読んだときに「作り手が受け手のことをこんなに信じてくれてるんだ」と凄く感動したし、嬉しくなったんです。(久しぶりに読みたいんですが、どこの記事だったかわからなくなっちゃった……)

だからこういう作品に出会った時には、作り手の信頼を感じて嬉しくなるし、こんなに信じてくれてるなら、受け手の自分はそれを精一杯考えて読み解いて、その誠意に報いたいなと思うわけなんです。

もちろん、そういった描写が作品のテイストにマッチせずに空回りしてたら「なんだかな〜〜」なんですが、この作品にはそれがピッタリで!!!!!

イントロダクションを引用なんですが

わたしと安達は体育館の2階で偶然知り合ったサボり仲間だ。
一緒にピンポンしたりしなかったり程度の関係で、
人付き合いは基本的に面倒だと思っている
わたしにはちょうど良い距離だった。
のだが、最近どうも安達の様子がおかしい。
まるで人に興味のない猫みたいだったのに、
犬っぽくなってきている気がする。
安達に何かしたっけなあ……。

――そんな2人の関係が少しだけ変わっていくお話。

 

出典:あらすじ|TVアニメ「安達としまむら」公式サイト|TBSテレビ

これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「少しだけ変わっていく」なんですよ!!!!!!!!!!!

この作品、全体を通してめちゃくちゃ繊細で、安達がしまむらを遊びに誘おうと葛藤して、「よし誘うぞ!」なんてお話で一話まるまる使っちゃうような感じで、つまり「小さな気持ちの揺れ動き」をじっくりと捉えるような作品なんですよ。

冒頭でも少し触れましたが、明言しきらない詩的な表現によってこの繊細な作風の情緒がより強まり、心をつかんで離さない魅力へと昇華されてるんですよね……

 

繊細な物語を彩る詩的な描写たち

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

キャッチボールというには力弱く儚い「ピンポン」

そういった力弱さが二人の関係の脆さとリンクしているし、お互いが間合いを取りながら慎重に関係を保とうとしているのが、この卓球台の距離感やネットにあらわれているような感じもします。

こういった舞台装置の使い方がとにかく上手い。。

 

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

最終話、床に転がっているピンポン玉のカットで物語は終わります。

実はこのカット一話でも登場しており、その際は安達が恋に落ちたことを示す意味合いとして用いられていました。

しかし最終話、私達を繋ぐ場所やツールであったピンポンはもう必要なくなっていて。

つまり、決められた二人きりの場所がなくなっても、私達はこれからも関わっていけそう、という別の意味合いを持って再提示されてるように見えるんですよね……

そうだとしたら安達の主観で用いられたカットが、二人のこれからを示すものとして転じることで、一方通行だった想いが報われたようにも感じます。良い………

一話一話の丁寧な描写の積み重ねが、一枚のカットやモチーフにいろんなものを含ませているんだよな………

 

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

青緑色…この色は(おそらく)安達からの視点において、パーソナルスペースであったり、誰にも邪魔されたくないしまむらと二人きりの世界であるという、大切な意味を持った色彩として、作品を通して機能し続けます。


そんな表現によって彩られた『安達としまむら』の一番の魅力は、とにかく瑞々しいキャラクターたちのやり取りそのやり取りによる気持ちの変化にあります!

 

しまむらという魅力的な物語の核

 タイトルが『安達としまむら』となっている通り、この作品は二人の視点、モノローグによって、互いの行動や発言が相手の中でどのように消化されているのかが描かれていきます。

安達と同じく他人への興味が薄く、息苦しい関わり合いを避けたくて人の集まる場所から離れて過ごすしまむら

特殊な環境で出会い、二人の世界で交流を深めていく中で、安達はしまむらに特別な好意を抱き、それはやがて、しまむらの特別になりたい、しまむらと特別なことがしたい、という気持ちへと変化していきます。

僕が思うこの作品の魅力は、そんな安達からの好意によって、人間関係の希薄さやそこへの諦念をもったしまむらが変化していく様にあると思うんです。

実際、しまむらは様々な人物からの関係の矢印を受けていて、その関わり合いの中で物語に大きな起伏を作っているんですよね。
しまむらの心の動きにリンクして、物語が大きく動く。

つまり、この作品の核、背骨となっているのはしまむらなのです。*1

これはオタクが悶えながら投稿したツイート。
人は一人の登場人物にここまで狂えます。

 

しまむらのもつ諦念的な価値観と自己理解

クリスマス。
安達はしまむらとクリスマスを一緒に過ごしたく、「一緒にどこかに行こう」と何度も提案しようとしかけては断念し、しかしついに提案することに成功しました。

しまむらはそこで、この提案には特別な好意がこもっているものだということに気がついてしまいます。
「なんで」と言いかけ、口をつぐむ。

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

この問いかけをしたとき、この淡い関係はあっけなく崩れることも、その関係を修復するのがいかに困難であるかも、そして自分はその関係を修復しようと試みるほど、人間関係への執着を持ち合わせていないこともわかってしまいます。

しまむらはそういった人間関係の希薄さといったものへの悟りと、そして自分の薄情さへの自己理解を持ち合わせてしまっているんですよ。

しかし、そういった無機質な感情を持っているものの、ここで関係を壊すということはしませんでした。
それはしまむら自身、無意識的にか少なからず安達に特別な居心地の良さを感じていて、その淡い関係を壊したくないと思っているからなのでしょう。

ここでしまむらは「この提案は、特別な好意からではなく、安達が子供の頃に味わえなかった誰かと過ごすクリスマスというものへの憧れによるものだ」と自分を納得させることで、関係のゆらぎを整えようと試みます。

なんて消極的な……しかしここで「その好意を受け止めて消化する」ではなく、あくまで以前までの距離を保ちつつ、深く踏み込まないように、関係が揺らいで消えないようにとする姿勢に、しまむらの人間関係に対する熱量の無さが表れていますね……

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

これだけだとしまむらはただ薄情な人間、ということになってしまうのですが、そういった自分自身に少し物悲しさを感じているように見えるんですよね。

本当にただ薄情なだけならそんな理解を歪めてまで、この関係を保とうとはしないと思うんですよね。自然に関係をフェードアウトさせることだってできたはずなんです。

しまむらの、この矛盾ある小さな葛藤に愛おしさを感じるんです………

 

表面的な優しさとは裏腹な他人への関心の薄さ

色々葛藤もあったけど、クリスマスには一緒に過ごしてくれて、プレゼントも持ってきてくれるしまむら

「なんだかんだで優しいんだよな〜〜〜〜〜」なんて思ってニコニコ見ていた矢先、しまむらがあげたプレゼントは……

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

まさかのブーメラン

これ、一見お話の中に差し込まれた小ボケ感もあるんですが、このプレゼントにしまむらの人物像が映し出されてると思うんですよ。

じゃあ対する安達はどうやって何をあげたのかと言うと、しまむらの友人を頼り「そういえば前一緒にお店に行った時に気になってた茶葉があったような…」という話を聞きつけ、実際にお店に行けば思い出せるかも、とのことで一緒に買い物に付き合ってもらうという、この頑張り具合たるや。。。。
人付き合いがそんなに得意ではないのに!!!!!!!!

しまむらのこと好きだから頑張れちゃう。いや、ほんと頑張ったね…………(泣いてる)

 

対するしまむらは、とりあえずしまむらの友人に相談して「ブーメランとかいいんじゃない?」なんてオイオイな提案にあっさり乗っかり、ブーメランをプレゼント。

いや、会話の中でさりげなく好みを聞くことだって出来たはずなんですけど、そこまで踏み込んで理解しようとするほどの興味はなく、相手のことにあまり思いを馳せずになんとなくで選んだプレゼントをあげちゃうんですよ………

プレゼントはあげてるので、表面的には優しく見えるんですが、その実とっても残酷なことをしてるんですよね……

 

そんなプレゼントでしっかり遊んであげる安達

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

なんなら部屋に飾ってたまにニヤニヤ見つめちゃう。

これ、プレゼントボックスのリボンをわざわざ結び直してるんですよね……。どれだけ嬉しかったかが伝わってきます………
だからこそ一層悲しくなる…

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

そのしまむらの心を、物語を動かす安達

安達のしまむらへの想いは、ひたすらに一方通行なものでした。

先程挙げたしまむら人間性はちょっとやそっとで変わるものではなく、本来であれば変化のないまま、ただ時間だけが過ぎ去っていくだけのものでした。

が、そのしまむらの心を安達が勇気ある行動によって動かすことで、この物語を「物語」たらしめているのだ、と僕は考えています。

 

10話、安達としまむらに新学期が訪れました。

嬉しいことに二人は同じクラスになったのですが、その嬉しい時間は一瞬のものでした。

しまむらはその人当たりの良さで、新しいクラスメイトと交流を深めていきました。

そんなしまむらの、知り合ってすぐのクラスメイトと仲良くお弁当を食べたり、笑いあったりしている光景を見て、安達は「あの笑顔や関係は、わたしたちという特別な間柄だからじゃなかったんだ」と絶望します。

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

絶望し、居場所を失った安達は、またあの体育館へと戻ってしまう。

しまむらはそんなオロオロした安達の姿を目の当たりにしていたし、きっとあの場所に居るのだろう、ということもなんとなく察します。

でもしまむらは、それを確認しにいくほど人間関係に執着はなく、見に行くことはついにありませんでした………

 

安達は体育館で座り込み、しまむらが来ると良いな、なんて少し期待してはいますが、しかし「しまむらはもうここには来ないだろう」ということもなんとなく察していました。

そんな居場所すらも別の人がやって来ることで失ってしまう………絶望………

 

しまむらとの間に特別なものなんてなかったのかな、この関係はこのまま終わってしまうのかな。
そんな不安を抱えながらも、でも、安達はこの関係を簡単に終わらせたくないと立ち上がります。

 

このまま塞ぎ込んでいても何も変わらないし、しまむらから何かを変えてくれることもきっとない。
しまむらがわたしを特別に思ってるかどうかなんてわからないけど、でもこのまま周りにもしまむらにも取り残されていくのはいやだ。

そう思いたち、安達は教室に戻って、しまむらとクラスメイトが仲良くお弁当を食べている間に割り込むんです!!!!!!!!

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

拒絶されて、もっと深い絶望を味わう可能性だってあったんですよ!??
でも、それよりもしまむらともう一度関わりたいから、勇気を振り絞って割って入ったんです………

その行動を受けたしまむらも、実は悪い気はしていませんでした。

しまむらは、自分は他人には須らく興味関心がない奴だと思っていました。

が、例えばクラスメイトとお弁当を食べて他愛のない話をしている時、昔の友人と遊んでいる時。
「こんなときだったら安達は」「安達にだったらこんな煩わしさは感じなかったのに」ということを考えている自分が居て、それはやっぱり安達にだけ感じてる「特別ななにか」はあったってことなんですよね………

 

そこから緩やかに、しまむらは変化していきます。

しまむらはこの場に安達を迎え入れ、自然に接するのです。

それによって一緒にお弁当を食べているクラスメイト……しまむらは「友達もどき」としか思っていなかったのですが……に引かれて関係を失ってしまったとしても、それよりも安達の勇気ある行動や、安達への特別ななにかを優先したいという気持ちが芽生えたのでしょう。

 

関係が修復された後、安達はしまむらに夜に電話しないか?とお誘いし、電話することになりました。

そして、その夜中の電話で「しまむらさえいれば他の友達はいらない」「しまむらともっと電話がしたい」とハッキリとした自分の想いを、しまむらに伝えます。

今までだったら軽やかに受け流していたかもしれないです。でも、今のしまむらは、自分にとっても安達が特別だということを知っている。
だから、安達からの「あなたが特別だ」という想いに、素直に悪い気はしないと、心から受け入れ、その気持を素直に安達に伝えました。。。。。。!!!!!!!

 

その、安達に伝えた瞬間の、安達の勇気ある行動が報われたという描写が、これまたとっても素敵なんです………

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

 

そして最終話、なんとしまむら「から」安達へとプレゼントが贈られます。

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

人に求められる前にしまむらがアクションを起こすのってこれが初めてなんですよ!!!!!!!!!!!

あげたのは桜のヘアピン。
この桜というモチーフ、いろいろなものに意味がかかっているんですよ。

しまむらは桜というものに無情に訪れる別れを感じていて、それは抗いようのないものだとも捉えていました。

でも、やがて訪れる将来の桜を見据えて今何をしたって無駄なのだと諦めるその気持は、ちょっとした気の持ちようと、自分自身のはたらきによって変えることができるのです。
そう、安達が勇気を出してアクションを起こしたように。

しまむらはモノローグでこう語ります。

高校生の4月はあと一度しか訪れない
5月だって。6月だって。呑気に毎日過ごしていられる時間も決して無限じゃないのだ
いつか。そういつか。明確な想像ができなくとも避けられない将来。春休みなんてない世界
もしかすると隣に誰もいない未来。私にも望まなくとも満開の桜を見上げながら春の道を行く日がやってくる
それまでは目の前に咲く桜に満足するのも悪くない。悪くないと確信するのだ
4月末。もう桜はどこにも咲いていない
だから私は安達に桜を求める

未来の桜を見据えて諦念するのではなく、この心地よい、今の安達との特別な関係を楽しもうじゃないか、と思うことにしたんじゃないでしょうか。
その特別な時間を続けられるように、という想いを「桜」のヘアピンにこめて、まるで「桜」を良い意味に転じさせようとするかの如く。

そして安達の下の名前は「桜」なんですよね………これで「だから私は安達に桜を求める」ですよ?????すごすぎない????????

 

安達があれだけ勇気を出して「あなたが特別だ」と伝えたからこそ、しまむらの気持ちはこう変化したんじゃないでしょうか?
他の誰かとはどうもウマが合わない。安達に特別だと思われるのは悪い気はしない。
違う人と関わって気づいた、安達と居るのは心地が良い。

安達は勇気を出して無情に過ぎ去りつつあった今を、良い方向に持っていこうとした。じゃあ、私は…?

その緩やかな気持ちの変化によって、安達の想いは報われるんですよね………

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©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

その気持ちの変化、小さな決意を、しまむらの髪色の変化が補強してるんですよ!!!!

物語後半、栗色だったしまむらの髪色は落ちて茶髪になります。
アニメで主人公の髪色が抜け落ちるなんてことある????

この「髪の色が落ちたしまむら」という、まるで抗いようのない時間の流れを体現しているようなしまむら自身が、これからに思いを馳せ自分なりにアクションを起こしたのです。
その事実が、無情な時の流れにちょっぴり抗ってみよう、という気持ちの変化をより強く立たせているんですよね……

髪色にこの描写をリンクさせるのマジですごすぎる………。
天才なんだよな………(オタク)

おわりに

安達としまむら』についてたくさん書いてみました。

この一言では言い表しようのないしまむら、安達という人物像。だからこそ些細な心境の変化がドラマチックになるし、物語として成立するんですよね。

その情緒を彩る詩的な描写が、その魅力を膨らませていて、もう………(言葉を失ったオタク)

いや、ほんとにここ数年で一番自分の心に刺さるアニメになりました………。
原作小説も買ったのでこれから読みます。そっちも楽しみ!!

 

序盤で触れたことを少し回収するのですが、作り手と受け手の信頼関係が凄く好きで。

その信頼関係って、その物語を誠心誠意読み解くことでもあるし、その感想をきっちり形にして出していくことなのかな、と僕は思っています。

特別好きなアニメだったので書こう、という動機もあったのですが、この感想が作り手の方々に届いて、「ああ、この作品を作ってよかったな〜〜」なんて思ってもらえたらすっごく嬉しいです。

もちろん、そうでない人がこのブログを読んで「面白そうだから見てみよう!」と思って見てくれたらそれもすっごく嬉しいです!!!!!!!!
メチャクチャいいアニメなので是非是非見てほしい………頼む………

そしてみんなも濃ゆい感想ブログを書いて、それを読ませて欲しい!!

以上、安達としまむらの感想でした!!!!

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます!!!

*1:アニメを見た上での感想です。原作を読み進めたときにこの意見は覆りうるな〜〜とも思っていて、それが気になったので原作を買っちゃいました…(照)