2021年上半期楽曲10選
こんにちは〜〜
最近は気を失いそうなくらいにやるべきことが溢れかえっていて、たすけてくれ〜〜〜になっています。たすけてくれ〜〜〜
ですが、そういった中で好きなアーティストや音楽が心の支えになっているなぁと感じます。
今年もまだ半分ですが、素敵な楽曲にたっぷり巡り会えて幸せな限りです。
そんな楽曲たちについて、改めて上半期10選という形でまとめていこうと思います!
楽曲の選出基準ですが
・2021年1月〜6月に配信開始・購入可能になった楽曲
・作家・アーティストの被りについてはあまり強く意識しない
とします。
上記に準じつつ、好きな楽曲についてゆったり書いていけたらな〜〜と思っています。
ぜひぜひ読んでやってください!
- 気づかない?気づきたくない? - 伊藤美来
- 電脳ロリポップ(feat. 周防パトラ) - 桜乃美々兎(小坂井祐莉絵)
- LINE LOOP - サンドリオン
- アマカミサマ - 名取さな
- ステラ - Leo/need(星乃一歌(野口瑠璃子)、天馬咲希(礒部花凜)、望月穂波(上田麗奈)、日野森志歩(中島由貴)、初音ミク)
- ユメヲカケル! - スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、ダイワスカーレット(木村千咲)、ゴールドシップ(上田 瞳)、メジロマックイーン(大西沙織)
- パンとフィルム - ≡君彩≡(所恵美(藤井ゆきよ)、矢吹可奈(木戸衣吹)、松田亜利沙(村川梨衣)
- Baby Monster - 志田黒羽(水瀬いのり)、可知白草(佐倉綾音)
- 花咲く僕らのアンサーを - DIALOGUE+
- タイムサーフ - 星宮とと+TEMPLIME
- おわりに
気づかない?気づきたくない? - 伊藤美来
作詞・作曲:竹内アンナ、編曲:名村 武
「戦闘員、派遣します!」OPのカップリング曲です。
以前の伊藤美来さんの楽曲『BEAM YOU』で作詞を担当された竹内アンナさんが、本楽曲で作詞曲を担当されています!!
『BEAM YOU』のときにも感じましたが、同世代である竹内アンナさんだからこそ切り取れる、伊藤美来さんの「女の子としての可愛さ」が本当に良い…………
伊藤美来さんの純朴な歌声から、さらに声優とかアイドルとかそういう衣すらも取り払った「実在する女の子らしさ」とでもいうか、そういう魅力がこの曲の歌声に詰まってるんですよね………
この素朴で甘く可愛らしい歌声は、伊藤美来さん ✕ 竹内アンナさんにしか出せないカラーなんじゃないでしょうか。
その素敵なカラーは歌詞にも表れていて、伊藤美来さんの魅力を強く感じられる一曲になっています。
ところでこの曲、唐突なラップパートがあってですね!!!!!!!!!!!!
伊藤美来さんのラップ、めちゃくちゃカッコよくて良いんですよ………
それは飾らない、でも真摯であるご本人の内面の表れであるようで、ますます伊藤美来さんが好きになっちゃいました………
アルバムやシングルのリリースを経るごとに一層増していく伊藤美来さんのアーティストとしての魅力。
これからの躍進も凄く凄く楽しみです……!!!!!
電脳ロリポップ(feat. 周防パトラ) - 桜乃美々兎(小坂井祐莉絵)
作詞・作曲・編曲:周防パトラ
『電音部』ハラジュクエリアに属する、桜乃美々兎さんのソロ楽曲!
若干三分に詰め込まれた可愛いの濁流が凄まじすぎる………。 「ぽっぴんぱんのやぱぱぱぱ」で始まる曲、何???
Bメロからサビにかけての展開が凄く好きで、Bメロでめちゃくちゃカオスなサウンドが訪れるんですが、それが
まーどーにもこーにもチャームポイント
私なんだもん!
の歌詞とともに解決するの、桜乃美々兎さん過ぎて本当に良い……
ほかにも歌詞にあちこち詰め込まれている可愛いフレーズ、ところどころ見えるインターネットへの風刺など、そのどれもが桜乃美々兎さんらしさを形成していて、本当に良いな……と思います。
こういう芯のあるキャラクターが大好きなので……
この曲の中で特に好きなフレーズは
言いたいこと誰でも言えちゃう
ため息一つ歴史に残っちゃう
です………。
憂いつつもキャッチーで可愛いこの言葉回し、本当に凄い……。
周防パトラさん、天才ですね………。
小坂井祐莉絵さんの歌唱も本当に上手で、もちろんすべて可愛いんですが、歌詞に合わせてちゃんと抑揚のある可愛いを表現されているというか……!!
とにかく聞いてみてください!!メチャクチャいい曲なので……!!!
LINE LOOP - サンドリオン
作詞:やぎぬまかな、作曲:木暮栄一 (the band apart)、編曲:田中秀和 (MONACA)
サンドリオンの楽曲!
田中秀和さんが尊敬されているthe band apartの方との共作となっています。
この楽曲、なんというかとにかく不思議で………。
個人的に凄く言葉での評価が難しいな〜〜〜と感じています。
歌詞へのメロディの当て方もそんなことある!??の連続だし、そもそもサビのメロディでこんな下降していく感じ、あるんだ…!???だし、曲の構成も2B→Cメロ→2サビ(!?)→Dメロ(!???)→大サビ……みたいな聞き覚えのない構成だしで、最初聴いた時メチャクチャ脳が混乱しました。
しかしこんなにも不思議なのに、サンドリオンの力とアレンジの妙によってしっかりポップなものになっていて、とにかく夢中で何度も聞きたくなるような魅力があるんですよね。
この体験はマジで唯一無二だな………と感じます。
この尖ったメロディラインに載せて歌われるソリッドな歌詞が、サンドリオンのカッコよさを引き出していて、それがまた良いんですよね……!!
リズムの良さも相まって、とにかく聴いていて気持ちいいです。
「仕組まれた迷路に足をとられる暇はない」とかカッコよすぎるぜ………。
パート割も凄くいいんだ…………。
そしてそして、こんな難解な楽曲を自分たちのものとして歌いこなせるサンドリオンの今後の活動がますます楽しみです!!!!!!!
アマカミサマ - 名取さな
VTuberである名取さなさんが、自分の内面的な世界やファンに対しての想いを語られているような楽曲です。
全体を通して柔らかく穏やかにまとまりつつも、EDM的な音の気持ちよさを多分に孕んでいたり、突如カオスなサウンドが差し込まれる驚きがあったりと、『LINE LOOP』でも垣間見えた田中秀和さんならではな、不思議でポップな魅力のある楽曲になっています。
そして、歌詞から覗ける名取さなさんの魅力がまた素敵なんですよね。
ファンとの間に構築された「私たちだけの世界」があるんだ、と強く表明しつつ、その世界や心の通い合いが私"たち"にとってのお薬なんだよ、というメッセージが込められているように感じて、なんて素敵なんだ………と思います。
ところでこの楽曲、他の楽曲に比べてマスターのボリュームがふた回りほど小さいんですよ。
おそらくそれは、耳を澄まさないと聞こえないような心の声らしさだったり、『お薬』たれるような癒やしを表現しようと狙ってやっていることなんだろうな、と感じます。
歌詞やサウンド、音量に至るまであらわれた名取さなさんのファンへの思い。
その優しさに心洗われる、大好きな一曲です。
ステラ - Leo/need(星乃一歌(野口瑠璃子)、天馬咲希(礒部花凜)、望月穂波(上田麗奈)、日野森志歩(中島由貴)、初音ミク)
作詞・作曲・編曲:じん
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』に向けて、じんさんが書き下ろされた楽曲です。
とにかく熱量が凄まじい……!!!!!!!
この楽曲を歌っているLeo/needは心が離れ離れになった幼馴染たちともう一度かつての夢を叶えようとする……といった背景を持っているんですが、そのバンドが持っている青さ、熱量、きらめきがそのまま曲として表れたような、そんな一曲になっています。
生き生きとしたバンドサウンドもそうですが、ボーカルの全身全霊の歌声に震えます。
息の混ぜ方がまた絶妙で……!!!
この楽曲が放つきらめきは、間違いなくこの「生きている」歌声によって生み出されているな、と思います。
そして、そのきらめきは歌詞からも放たれていて。
歌詞全体の展開も使われている言葉も、そのどれもが描かれているバンドの年代の、あの頃にしかない感性からしか出ないもので。
それがこの楽曲の青さをひときわ輝かせているんですよね………
吐き出す 息が白冷めて 声も聞こえなくなって
燃え上がる体温が 夜空を焦がすまで
こことか凄く良い………
「夜」や「星」の言葉の温度が一曲の中で変化するのが、ドラマチックで凄く良いんですよね……
ここでの「吐き出す」の歌い方の熱の込め方とかも本当に最高………
ユメヲカケル! - スペシャルウィーク(和氣あず未)、サイレンススズカ(高野麻里佳)、トウカイテイオー(Machico)、ウオッカ(大橋彩香)、ダイワスカーレット(木村千咲)、ゴールドシップ(上田 瞳)、メジロマックイーン(大西沙織)
作詞:マイクスギヤマ、作・編曲:東大路憲太
『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』のOP曲です。
生演奏…!!ウマ娘の曲はインストが豪華なものが多くて、聞いててとにかく楽しいです。
その中で、とくにこの『ユメヲカケル』が大好きです。
サウンドの華やかさ、歌詞のすべてに詰め込まれた『ウマ娘』が持つドラマ性………どれも本当に最高です。
この楽曲の中で一番好きな要素がメロディの展開で………
なんというか、サビでのメロディのモチーフが「展開しきらない」んですよね。
そのちょっとした不思議さによって、前に前に進んでいく推進力を得られているようにも感じられるんですが。
ですが、楽曲の終盤でそれを大きく展開させたメロディを思いっきり聴かせてくれて!!!!!!!!!!!
そのカタルシスが尋常じゃないくらい”””良い”””です………
それ聴きたさに何回も聴いてるフシがあります。
みなさんも味わってみてください、ぜひ…………
パンとフィルム - ≡君彩≡(所恵美(藤井ゆきよ)、矢吹可奈(木戸衣吹)、松田亜利沙(村川梨衣)
作詞・編曲:佐高陵平(Hifumi,inc.)、作曲:齋藤大
アイドルマスターミリオンライブの楽曲!
フィルムを巻き戻したかのような仕掛けから幕が明け、その巻き戻したフィルムを通して過去の思い出をなぞっていく……というような一曲になっています。
歌詞から感じる雰囲気は情緒的なんですが、言葉の歯切れの良さや小気味いいビート感により曲が軽やかなものになっていて。
それによって、歌詞に漂う湿度がぱっと晴れて、悲しさは纏いつつも爽やかさすら感じられるような楽曲になっているんですよね……
また、時折入るエモーショナルなピアノがその軽快さにグッと感情的な深みを与えているようで、そこもまた良いな……と感じます。
そしてこの楽曲、歌詞が本当に素晴らしくって………
天気雨がアスファルト叩く匂いがして
立ちのぼった きみの気配
ここ!!情景や、そこにある匂いまでありありと感じられる手触りが凄すぎる………
あと、
思い出さないでいいよ 二人描いたフィルムたち
失った恋だけで進んでくには ちょっと長過ぎるような
いっそ涙ごと連れてゆけばいいか
これ!!!!!!
「いっそ涙ごと連れてゆけばいいか」で切り返すのも、文章そのものの美しさも、なにもかもが良い………
Baby Monster - 志田黒羽(水瀬いのり)、可知白草(佐倉綾音)
作詞・作曲・編曲:中土智博
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』EDのカップリング曲です。
インストはかなり抑えめで、基本的に単調なリズムを刻んでいるだけなんですが、それをめちゃくちゃ巧みなボーカルによって凄く情感たっぷりで鮮やかなものへと仕立て上げていて、その技量の高さに「す、すごい……!!!」と唸ってしまいました。
楽曲の世界観にあわせて程よく力加減は抑えつつも、その中での最大限のエモーショナルさを表現されていて……!!
実力あるお二人だからこそこの楽曲を成立させられたんだろうな、と強く思います。
秘めた恋の衝動を『Baby Monster』と名付けるそのセンスも凄く素敵だし、それが控えめなインストとして表現されているのもオシャレ。
サビでひときわ高く鳴るSEはさながら抑えきれなかった叫び声ですね、良い……。
丁寧に仕上げられた名曲です。
花咲く僕らのアンサーを - DIALOGUE+
作詞・作曲:瀬名航、編曲:中山真斗 (F.M.F)
声優ユニットDIALOGUE+さんの楽曲です。
春の門出に相応しい、背中を力強く押してくれる楽曲だな、と感じます。
聞いててすごく元気が出てくる……。
この曲、言葉の力が本当に強くて………。
耳に残るのもそうだし、どの言葉も本当にフレッシュなんですよ。
へたくそに叫びたい!子供みたいな無邪気さで
恥を知ってるから誰よりも寄り添えるんだ
その魅力が詰まった「へたくそに叫びたい!」というワードで始まるサビ、本当に良い………。
この等身大の言葉を、瑞々しく力強いDIALOGUE+さんが歌うことで、より強い説得力を持って心に伝わってくる感じがするんですよね。
インストもどれも素敵なんですが、個人的には特にハイトーンのブラスが華やかな春の門出らしさを一層強めているな……と感じられて大好きです。
ところで、以前どこかでDIALOGUE+をプロデュースされている田淵さんが、DIALOGUE+は8人だからこそ出来ること……休符なしの絶え間ないメロディや、大人数だから出せる力強さ……をやっているというお話をされていたんですが、 「人数での抑揚」を作れるという強さもあるんじゃなかろうか、と今回聞いていて思いました。
サビで全員で歌うという力強さを際立たせるために、他の箇所で人数を絞る……みたいな。
人数という要素が音楽的に活きているというのがプロデューサーから提示されているので、聞いている中で色々思い至ることがあり、そういった意味でもDIALOGUE+さんは面白いな〜〜と感じます。
タイムサーフ - 星宮とと+TEMPLIME
作詞・作曲・編曲:KBSNK (TEMPLIME)
星宮ととさんとTEMPLIMEさんの楽曲!
ポップでキャッチーなTEMPLIMEさんのトラックメイキングが今回もキラリと光っており、イントロのギターリフでもう完全に心を掴まれてしまいます……。
曲の最後の仕掛けによって、この楽曲の世界と現実の世界がなめらかに接続されたかのような錯覚を覚えて、「こんな美しい世界と現実がつながっているのなら、またこの世界にいつでも戻ってこられるのなら、今日明日も頑張れそう」なんて希望を抱けたりしました。
そう感じさせてくれるのは、星宮ととさんの浮遊感ある歌声が夢の中を漂っているような感覚を一層強く覚えさせてくれてるからなのかな、などと思います。
『パンとフィルム』でも思いましたが、一曲という短い体験の中で、大きな時間の流れやドラマを感じさせてくれるような楽曲が好きなのかもしれない……。
おわりに
ということで個人的10選を紹介しました。
いい曲が多すぎて最後まで「ヌワ〜〜〜〜」になりながら選んでいました。苦しい戦いがそこにある。
下半期も楽しみな楽曲がたくさん控えていて楽しみです。
伊藤美来さん主演のアニメも始まるし…!!
それではまた〜〜〜〜