2023年上半期楽曲10選
上半期もあっという間に終わりましたね!なんとあっという間に終わり、二ヶ月が過ぎました!どうして……
今更だけど今年の上半期の良かった楽曲いっぱい紹介してもいい……?
いいよ!
例年に続き、楽曲の選出基準は
・2023年1月〜6月に配信開始・購入可能になった楽曲
・作家・アーティストの被りについてはあまり強く意識しない
とします!
今年も素敵な楽曲盛りだくさんなので、ぜひぜひ読んでいってください!!
- 最強じゃん? - 斉藤朱夏
- パラレルサーチライト - 名取さな
- alternative -夢ノ結唱 POPY
- 来世なんて待ってらんない - DIALOGUE+
- アーティフィシャル・アイデンティティ - 長瀬有花
- 夏のばね - 鈴木みのり
- flower - TrySail
- アルカンシェル - 花たん
- shiny shiny - 早坂芽衣(日向もか) × 成宮すず(相川奏多)
- On your mark - 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
- おわりに
最強じゃん? - 斉藤朱夏
作詞・作曲:ハヤシケイ(LIVE LAB.)、編曲:小松一也
斉藤朱夏さんの4th Single「僕らはジーニアス」収録楽曲です。
とにかく歌詞が楽しすぎる!!!!
この友達との距離感みたいな言葉ノリが終始ゴキゲンに、リズミカルに展開されててずっと楽しい……!
パジャマdeパーティーもそうだけど、おれは若さと友情から溢れるエネルギーとキュートさ溢れる歌詞が本当に好きで…………
メロディーへの歌詞乗りも凄い、ラップとまではいかないけど少し軽口っぽいこの言葉のノリがそのままメロディーになったようで……!!!
斉藤朱夏さんの歌唱(もはやこれは発声なのか???)センスも抜群!!!!
くだらないこと話して
たまに真面目に語り合って
ほんの少し喧嘩しても
寝て起きたら忘れて元通り
ここ!!!寝て起きたら感凄くないですか?????
これらを底から支える太いギターサウンドも最高な、斉藤朱夏さんのエネルギッシュな楽曲です。
パラレルサーチライト - 名取さな
作詞・作曲・編曲:いよわ
名取さなさんの楽曲です。
いや、いよわサウンドの柔らかでエッジのある手触りが本当に好きで、、しかもそれが名取さなさんの楽曲であるというだけで普通に100000点の気持ちになっちゃうんだよな…………
マジで出だしから良いんですよね………めくるめく鮮烈なサーチライトの無限の交差から幕を開け、その眩しさに目をやるような名取さんの図………!!
この眩さを味方につけるいつもの名取さんと、こんな今があるんだと戸惑う名取さんとが行き交う光に絶え間なく、交互に照らし出されているようで………
聴くたびにあのイベントで伝えてくれた沢山のことがよみがえり、聴くたびに胸がいっぱいになります。
そう、それがあの無敵の歌唱で、いよわさんのサウンドで抜群に描かれており………!!!!!
名取さなさんの喜びを、影を、眩しさから照らし出した素敵な楽曲です。
alternative -夢ノ結唱 POPY
作詞・作曲:kamome sano
バンドリ!による新たなメディアミックスプロジェクト、「夢ノ結唱 POPY」による楽曲です。
AIの描く夢を、試行を硬質に、情緒的に捉えた音作りがとっても巧み……!!!!
機械的に刻まれるドラムンベース調のビート、しかしその上に乗ったギターが、ピアノが、様々な音がこちらの世界へと迫ってくる!!!
あの連続した音が、オリジナルになるためへの試行回数のようでもあり、イヤホンという薄膜を破らんとするかのような力のようでもあり、そういった音の一つ一つがまるで意思を持っているかのようなんですよね………
このメロディアスなフレーズから始まるのも凄い……!!!
そう、なんというかこういったデジタルの形式を持ちながら、POPYという別のあり方でオリジナル/オリジナルの世界に極限まで迫っているような緊張感が漂っているんですよね。この緊張感は一体なんなんだ???
そもそもおれは機械、AIのみる夢という題材が好きすぎるんだよな………
そんなPOPYの夢が、心が強く描かれた素敵な楽曲です。
来世なんて待ってらんない - DIALOGUE+
作詞・作曲:竹内サティフォ (ONIGAWARA)、編曲:星銀乃丈
DIALOGUE+の9th Single「にゃんぼりーdeモッフィー!!」のB面楽曲です。
竹内サティフォさんの無敵ポップス感と、星銀乃丈さんの微細な何もかもをキャッチして大いなるスケールを与える力が合わさるとこうなるのか………!!!と感動しました。
たった一人の、二人の物語が、その抑えきれない弾けんばかりの情熱といじらしさが、音と声の爆発で、そして宇宙のような世界を与えられることでとめどなくスケールしていって……!!
この等身大のギュッとした感じと、銀河のような無限と夢心地の化学反応にただただ震える!!!
それを己のものとして表現しきDIALOGUE+の表現力も凄い……!元々持ち合わせていた爆発力に加えて、瑞々しい表現力への磨きが年々増して行くのを感じます。
無敵銀河系ポップス!!な最高の一曲です!!!
アーティフィシャル・アイデンティティ - 長瀬有花
作詞・作曲・編曲:浅野尚志
長瀬友花さんの6カ月連続リリースの第3段にあたる楽曲です。
瑞々しい描写で始まったかと思いきや、突如1Bで全く異なる視点へと切り返され、それまで、そしてそこから行われるすべての描写ははたして機械の反射なのか、はたまた………と、こちらの思考が狂わされるようなギミックを有しており、凄い……!
そこを支えるキレ良くも長瀬友花さんらしい「のび」を感じられるバンドサウンドも……良い!!!!
長瀬友花さん、その歌声で何もかもを″らしく″導いてゆくような包容力があって凄いですね……
歌詞の言葉選びも素敵!
そのサウンドを味方につけたかのような力強さと長瀬友花さんらしい柔らかさが滑らかに入り混じっており、それもまた人とAIの境界に揺らぎを与えていて……!
もしも わたしAIだって
一喜一憂 プログラムだって
揺れる心は ながす涙は
わたしがわたしでいる 証
ここ、秀逸すぎる……
ロック、そして長瀬友花さんの最高の化学反応が味わえる楽曲です。
夏のばね - 鈴木みのり
作詞・作曲・編曲:尾崎雄貴(Galileo Galilei / BBHF)
鈴木みのりさんの3rd Album「fruitful spring」収録楽曲です。
Galileo Galileiさんと夏、と聴くとあの楽曲たちが否が応にも過ぎってしまうのですが、あそこで巧みに描かれていたような、のびきったようでも、照りつくようでもあり……な、まるで今とノスタルジーがないまぜになったような夏の質感がムチャ素晴らしい……!!!!
柔らかな始まりから巨大にスケールしていくサウンドの展開は全身で夏のはじまりを、これからの夏を表現しており、その雰囲気にただただあてられてしまいます。
そしてなんといってもそのスケール感を味方につけ、夏の色をより濃くする鈴木みのりさんの歌がさらに素晴らしいのです……!!!
アルバムの〆にこういう楽曲が持ってこられるという文脈も含めて本当に愛おしい……
まさにこの今、ヒリつくような陽射しのもと、それぞれの道を共に歩んでいこうと励ましてくれるこの音楽に支えられるばかりです。
flower - TrySail
作詞:NOBE、作曲・編曲:高橋修平
TrySailのアリーナライブ記念にリリースされた楽曲です。
こういうTrySailが聴きたかったすぎる!!!!!!
たしかにそれぞれが、そしてTrySailとして積み重ねてきたものの結実を大切に確かめ合うような。そんな、この表題にぴったりな歌声が本当に愛おしく………!!!
そう、そういった豊かな時の流れや文脈を孕んだこの歌声が、楽曲のメッセージも相まってメチャクチャグッとくるのです………
それらを祝福するかのようなBloomyなギターも、アニソンファンのツボを刺激し続けるメロディーラインもどうしようもなく最高で!!!
そんな眩しさがいっぱいに詰まった素敵な楽曲です。
アルカンシェル - 花たん
作詞・作曲・編曲:doriko
TVアニメ「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のOP楽曲です。
メロディー主体で作る緩急、その緩急で魅せる鮮やかな世界の変化が美しい……!!
冒頭の夢想、諦念を表すような歩調も素敵ですが、B〜サビの展開がとにかく素晴らしく!!
「一雫……」から細かくなる言葉の音の刻みはまるで地につくような絶望を語り、しかしバックの力強いビートがそこから立ち上がる意志を示し、そしてサビで一気に視界が開け……!!
この上へ上へと向かっていくような気持ち、音の指向性が極まって、サビの空をかけるような華やかさ、疾走感が何倍にもなってるんだろうと感じています。
畳み掛けるようなCメロ→落ちサビの流れも本当に良………
やわらかな詞の美しい世界が音と共に巧みに展開されていく、ドラマチックな楽曲です。
shiny shiny - 早坂芽衣(日向もか) × 成宮すず(相川奏多)
作詞・作曲・編曲:sooogood!
IDOLY PRIDE Collection Album [未来]収録楽曲です。
数あるアニソンの中でもかなり際立つほどにバッサリと削ぎ落としたトラック……!
柔くノイジーなピアノに丸みを帯びたベース、それらとは対照的に配置されたキレあるビートのギャップがひたすらに気持ちいい……
薄い分、一トラックごとへの音色や音の動きに執念がこもっており、たったこれだけのトラックで唯一無二感を抜群に出しています。
そしてそこに乗る終始フラットな声優さんラップ……!!!!マジで使い方が贅沢すぎる、こんな事してもいいんだ。
既にノリの良いファンクがこのラップや小気味いい合いの手でドライブされていくのも最高なんですよね……!!
クール&ファンキーな極上の楽曲です。
On your mark - 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
作詞:Kanata Okajima、Hayato Yamamoto、作・編曲:EFFY
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのデビューミニアルバム「Dream Believers」収録楽曲です。
タンゴのような舞うリズム、踏み締め一歩一歩力強く進もうとする意志のビート……!!
アイドルたちがある楽曲によって、改めて己の覚悟や熱情が問われ暴き出されるようなひりつきが、それに立ち向かっていく姿が本当に好きで…………
彼女らのそれは衝動的で、本物とは呼びきれないようなほんの少しの脆さを孕んでいて、しかし……!
等身大の覚悟とどうしようもないワクワクがいっぱいに詰まっている、そんな彼女らの熱に、昂りにひたすらに煽られるような楽曲です。
おわりに
おわり!!!!
今年もGOOD楽曲がたくさんで嬉しい……
まだまだ掘りきれてない楽曲もきっとたくさんある。
クラブに行き始めてから、体で音楽を聴く楽しみを覚えて日常の音楽体験がそれ主体になっていっていたんですが、こうやって好きだな〜と思った音楽をまとめてみると、昔の心で音楽を聴いていた自分の部分もちゃんとあり、そこは共存できるのかもね(どちらがどう、とか別に貴賤はないけども)とちょっぴり嬉しくなりました。
これからも体と心の全部で音楽を楽しみまくろうと思います!!次は2023楽曲10選で!!!!!
ここまで読んでくださりありがとうございます!!!!みんなもオススメ音楽おしえてね!!!